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2014/09/01


おもな医薬品の成分分野  その他の成分 その2
駆虫薬  高コレステロール薬 禁煙補助剤  漢方処方製剤
< 駆虫薬>
駆虫薬も回虫薬も ほぼ同じ 腸内や肛門付近で活動する寄生虫に対して、駆除したりするためのお薬です。こういった寄生虫が 住み着くと、腹痛や下痢、栄養障害などの消化器症状、呼吸器障害 肛門部の痒みやそれに伴う不眠、神経症の原因となる。寄生 虫の産卵活動は 肛門付近に這い出して肛門付近に産卵するため 肛門付近に痒みが生じることが多い。駆虫薬は腸管内に生息す る虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばないこと注意が必要である。 薬の成 分が届いても、幼虫や卵として 生き延びたものが成虫になるころにあらためて使用しないと完全に駆除できないが 再度駆虫を 必要とする場合には、1ヵ月以上間隔を置いてから使用することとされている。また これらの寄生虫への感染は その感染経路 から、通常、衣食を共にする家族全員にその可能性があり、保健所等におい て虫卵検査を受けて感染が確認された場合には、一緒に駆虫を図ることが基本となる。また駆虫薬の多量使用では 効果は高まることはなく むしろ副作用のみ強く出やすいとさ れる。なお 最初の駆虫剤服用後、虫体や腸管内に残存 する駆虫成分の排出を促すため、瀉下薬が併用されることがあるが、ヒマシ油を瀉下薬(腸内容物を出す作用の薬)として使用すると、腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、 副 作用を生 じる危険性が高まるため、ヒマシ油と駆虫薬との併用は避ける点には注意するべきとされます。また 駆虫成分自体、人体に吸収されると、頭痛、めまい等の全身作用の副作用が 現われやすいので 食事を摂って消化管内に内容物があるときに使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収 が高まるよりも、空腹時に使用することとされているものが多い。代表的な駆虫成分としては サントニンのような 肝臓で代謝 されるものもあるが、肝臓病の診断を受けた人では、病態を悪化させる恐れがある。その他の成分として  カイニン酸、ピペラジンリン酸塩、パモ酸ピルビニウムがある。それぞれの成分の特徴は 別表などで 確認、暗記してください。
次に、
<高コレステロール薬>
<禁煙補助剤>
<漢方処方製剤>